君の意味

金沢勇希の『君の意味』

スイスの一人旅が教えてくれた話

乗り換えまでの時間が10時間あったので、せっかくだから空港の外に出てみることにしました。

まずはバスに乗ろうと、運転手さんに英語で行き先を尋ねてみたのですが……まったく通じません。

そこで流れに身を任せて適当にバスに乗車。

着いた先は、普通のアパート群の中。

乗客の中でアジア人はぼく一人だけで、「この人ここに住んでるの?」というような視線がちょっと痛かったです(笑)

そのままバスに乗り続けて、結局また空港に戻ってきました。

次は、なんとなく要領が分かったのでトラムに挑戦。

すると30分ちょっとで、無事ダウンタウンへ到着。

綺麗な街並みを歩きながら、あちこち気の向くままに散策してみました。

でも――何か、物足りない。

美しい景色を見ているのに、心のどこかが空いている。

その理由に、ふと気づきました。

一人では、喜びを共有できないから。

旅先での風景も、出来事も、やっぱり誰かと一緒に体験したい。

一緒にいる人がいれば、同じ景色でも何倍にも楽しくなるし、

自分一人では気づけなかった小さな発見にも出会える。

そしてなにより――

誰かが喜んでくれる姿を見ることが、ぼくにとって一番の喜びのようです。

次はきっと、家族と一緒にこの街を歩こうと思います。

あなたは、旅をするなら誰と一緒がいいですか?

あなたの旅が、より豊かで意味ある時間になりますように。

君の意味

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