6月のタイは、ドリアンのシーズン。
町には露店がいくつも並びます。
あの強烈な匂いに、慣れていない人はちょっと引いてしまうかもしれません。
ぼくは最初、スーパーで買おうとしたのですが、妻が値段を見てびっくり。
なんと露店の2〜3倍の値段がするそうです。
そこで、露店で買うことにして、
最初に見かけた店で「ここにする?」と聞くと、
妻は「美味しくないって友達が言ってた。中国人経営で、産地がはっきりしないんだって」と一言。
そんなこともあるんですね(笑)
というわけで、別の露店へ向かいました。
ドリアン自体はそこら中で売られていますが、
“良いものを、安く”買おうとすると、なかなか難しいものです。
次に向かったのは、妻が友達と買ったことのあるお店。
なんと、ドリアンの名産地「チャンタブリ」から直送されているとのこと。
ぼくらは、表面が少し硬めのドリアンが好みだと伝えると、
お店の女性は棒でドリアンをコンコンと叩き、熟し具合を音で見極めてくれました。
さすがプロ!
お礼を言って、そのまま車の中で一切れ食べてみると――
なんと、これまで食べたドリアンの中で一番美味しかったんです!
妻も「プレミアムのやつと同じくらい美味しい!」と大絶賛。
やっぱり産地直送の本物は違う。
そして改めて思いました。
「誰から買うか」って、本当に大事。
同じものでも、誰から買うかで味も満足度も、そして“意味”まで変わってくる。
「この人から買いたい」と思える相手から買うことで、物の価値も、心の満足度もぐっと上がる気がします。
あなたは最近、「この人から買いたい」と思ったのはどんな人でしたか?
あなたの欲しかったものを売ってくれる素敵な人が現れますように。