リトアニアにも夏がやってきました。
今日の最高気温は27℃。
窓を開けていても暑く感じる部屋もあるほどです。
そんな夏の日にぴったりのスープが、シャルティバルシチェイ。
ビートルートの赤と、「ケフィア」と呼ばれる発酵乳(ヨーグルトのような飲み物)を混ぜて作る、鮮やかなピンク色の冷製スープです。
5月の終わりには「ピンクスープ・フェスティバル」も開催され、
街じゅうがピンクに染まって、大盛り上がりでした。
このスープは、夏の暑い時期に飲まれるだけでなく、
リトアニアの厳しい冬が終わる頃、「春の訪れ」とともに飲み始める人も多いそうです。
それほど、このピンクスープはリトアニア人にとってのソウルフードなのです。
酸味のあるものが好きなぼくにとっても、これはすぐにお気に入りの一品になりました。
「ソウルフード」と聞いて、あなたは何を思い浮かべますか?
ぼくにとっては、やっぱりお寿司。
海外生活が長くても、日本に帰るとまず食べたくなるのはお寿司です。
それから、意外と納豆や卵かけごはんも恋しくなります。
納豆はなかなか手に入らないし、生卵は衛生面の違いから海外ではなかなか食べられません。
イタリアに行けばピザやパスタ、
スペインでは生ハムやパエリア。
アメリカではハンバーガーにメキシカン料理、
タイに行けば、マンゴーやスアロンハイ。
その国で、その土地で食べるからこそ、
“本当の意味”でおいしいと思える料理ってありますよね。
あなたにとってのソウルフードは何ですか?
あなたが今日も、大好きな一品を味わえますように。