君の意味

金沢勇希の『君の意味』

背中の日焼けと、見えない愛情の話

連日、子どもたちにプールで泳ぎ方を教えていたのですが、
気づいたら背中が真っ赤になっていました。

肌は熱を持ち、これはまずいと慌ててタオルで冷却。
それでも2日後には鋭い痛みが出て、夜中に唸るほどに。

アニメのキャラがパワーアップのために毒を飲んでのたうち回るシーンがありますが、
まさにあんな感じで乗り越えました(笑)

今回、太陽が雲に隠れていたので油断してしまいました。
「お天道様が見ている」と言いますが、たとえ姿が見えなくても、太陽はいつもそこにいるんですよね。


見えないものといえば──空気もそのひとつです。
普段は意識しませんが、水の中に入って呼吸ができなくなったとき、
「空気」という存在のありがたさを強く感じます。

このように、「ない状態」になってはじめて、
見えないものの存在や、その意味に気づくことがあります。


たとえば、家族との関係性もそうかもしれません。
親になってからよく聞く話ですが、
自分や仕事に集中していると、突然、子どもが体調を崩したりします。

もちろん、風邪やウイルスなど明確な原因があることもありますが、
「見えない世界」から見ると、また別の意味が浮かんでくることもあります。

子どもが体調を崩すと、親の意識は自然とそちらに向きます。
時間も手も止まり、寄り添うことになります。
その結果、愛情を再確認する時間になります。

また、子ども自身が「もっと見てほしい」「感じてほしい」と、
無意識にその状態を引き寄せていることもあります。


今回、体調を崩したのはぼく自身でしたが、
これも「周囲の大切さに気づけている?」
「なんでも一人で抱え込もうとしていない?」
そんなメッセージだと受け取りました。

日焼けの対処法を自分で調べてがんばっていたぼくに、
妻がくれた痛み止めはすぐ効きました。
背中に保湿クリームを塗ってくれた子どもたちも、とても嬉しそうでした。


体調を崩すことは、ただのアクシデントではなく、
ときに「愛情」や「関係性の再確認」のきっかけになることがあります。

あなたや、あなたの大切な人が体調を崩したとき、
その出来事にどんな意味を見出しますか?

あなたと、あなたの大切な人たちが、
見えない愛情に気づけますように。

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